ドラえもん のび太とアニマル惑星 のDVDを観た。

子供っぽいアニメばっか観てんなあと思ってるだろ。子供向けアニメを大人の視点からどういうアプローチをしているか見るのが趣味ですが何か。嘘です単純に見たいだけです


今作のコンセプトは「環境破壊」らしいです。この間鉄人兵団や宇宙小戦争を観て「宗教的思想の違い」や「独裁政権」などを観てきたわけですが、ここ最近ドラえもんで一番見入った作品だったかなあって思った。鉄人兵団も宇宙小戦争も前半お遊びムードがあったのがちょっぴり割に合わないかなあって思ったけど、今回は最初からのび太が迷い込んでる所から入るのが好感的だった。ちょっぴり宇宙開拓史と似たようなテイストだね。
後半は環境汚染から逃れ、クリーンエネルギーサイエンスを発達させた動物たちと、行きすぎた開発に手を染める人間との対峙、って感じです。人間の強欲さを所々にちりばめている。その辺り、風の谷のナウシカに通ずる所があるかなぁって感じた。自然との共存と、自然の開拓を対称的に描いてより両者のイメージを際だたせてる。
こうして考えると、割と昔のドラえもんの映画って、作品ごとに決められたコンセプトがあって、それに準じて話が進んでいくって感じなのかな。たとえば宇宙開拓史は「商業開発問題」、鉄人兵団は「宗教的思想の相違」とか。あ、でも夢幻三剣士とか魔界大冒険はただ単純な「ファンタジー」ってイメージだなあ。どこまでがその作品のメッセージ性を採用しているんだろう。


とりあえずチッポの声がきり丸だった。新・光神話パルテナの鏡のピットにも聞こえるんだけど俺だけか……?