ゆめこうじょう

夢現ファクトリー

夢現ファクトリー

東京事変以外のコトでJ-POPの記事を書くことは正直無いと思っていたが、まさか書くことになるとは。
リリースは2006年。J-ポッパーの時間感覚に乗っ取ると結構古い曲になってしまうが、(このアルバムしか持ってない俺の感覚で言うのも何だが)いいアルバムです。ある時期からJ-POPをぱったりと聞かなくなってしまったのに、このアルバムだけはちょっと頻繁に聞きたくなってしまう。なぜだろう。
一通り聞いてみて分かったのは、どうもRHYTHMはラウンジポップの流れをくんだユニットではないかと睨んでいる。ものすごく個人的に、本来女性ボーカルのユニットはこうあるべきであると勝手に思っているのだが、倖田來未にしろ大塚愛にしろAKB48にしろ、方向性がロックやらパンクやらプログレッシヴやらでなぁ〜んか違う方向性に向いてるような気がするんだよなぁ。倖田來未はエロカッコイイで一世を風靡したし、大塚愛はなんか「もの凄い元気な女の子」みたいなイメージが付きまとってるんだよ。AKB48に至ってはもはや何が何だか分からん!あ、「萌え」か。
そういったある種ふっきれてしまった女性ボーカルの方々はあまり好きでないので(というかボーカリスト自体に好きな人がほとんどいない)最近はやりの曲にはついてこれんのです。だからって落ち着いてりゃいいってわけでもないんだよな。
大体その中間点に位置するラウンジポップあたりにいる人たちはインスト中毒の俺にとってはわりと聴きやすい。ただ単にラウンジが好きなだけかもしれないが。
有名なアーティストでそのあたりにいそうな人を考えてみると、「いきものがかり」なんか結構ラウンジポップの流れを汲んでるんじゃないか?と思ったり。たしかゲゲゲの女房の主題歌歌ってるのがいきものがかりかなんかだったよな?
J-POPの棚でその系列の人を探してみるのも案外悪くないかもな。ジャズ棚やポストロック棚をあさるのもちょっと休憩して。