無伴奏チェロ組曲(バッハ)

久しぶりに音楽の話題でも

あの有名なバッハ先生です。バッハと言えば鼻から牛乳でおなじみのトッカータとフーガ、G線上のアリアとかいろいろありますが、いわゆる「聴いたことあるクラシック」ではこれはあんまりなさそうが気がしますが面白いので。
その名の通り無伴奏チェロ組曲はチェロ一本だけで弾く組曲。やろうとおもえば88音同時に鳴らせるピアノと違ってチェロは弦が四本しかないのでどうがんばっても4音、普段は同時に1〜2音が限界です。つまりこの曲基本メロディしかないんですよ!
それもそのはず、明確にベース、コード、メロディに分化した形式が発展したのはモーツァルトが活躍した古典〜ロマン派時代の話。バッハが活躍したバロック時代はどちらかというと対位法など二つの異なる旋律を同時に鳴らして音の厚みを稼いでた(?)時代です。オルガンとかだと結構コードがしっかりしてるのとかありますけどね
でもこの曲、チェロ一本で弾いてることは間違いないんですが、それ以上の美しさと音の豊かさを感じます。なぜか?メロディにコードとベース埋め込んでるから(?)じゃないですかね
時折低音が半拍でブンって鳴ったりコードをアルペジオ分解してるような展開があるところあるじゃないですか。たぶんそこでメロディ自らを伴奏の役割を持たせるようなコトをしてるんだと思います。それがなくてもあの時代の音楽って結構メロディだけしか鳴ってないパートとか結構ありますしね
個人的にはオススメです。チェロやってなくても。俺チェリストじゃないし。