トラックボールを新調したのでちょっとレビュー SANWA MA-TB38


去年の春頃に買ったロジクールのTrackManが右クリックのクリック精度が死にかける、ホイールが完全に死んだなどのそろそろ年貢の納め時かな的な雰囲気を醸し出していたので、サンワサプライの新しいトラックボールを買ってきました。SANWA MA-TB38。コレホントは店で買うと7000円近くするアホ高い代物なんですがAmazonで買ったら4000円弱で買えたので「安いなオイ」ってコトでコレを買ってみました。TrackManもポインティングに関しては全く問題ないほどのバリバリ現役感を出しているんですけどね……右クリックが死にかけてるって言うのはさすがにヤバイんじゃないかと。
トラックボールってなんぞや?って人はトラックボールでググってみるといいよ!簡単に言うと、マウスはそのものを動かしてポインタを動かすけど、トラックボールは上に付いてるタマを転がして動かすの。マウスパッド要らないし、マウスを動かす余裕がほとんどない程狭いスペースでも安定してポインティングできる利点があるので重宝してます。


前回のTrackManはマウスからトラックボールに移動する際に買ったモノなので、よりマウスに操作感の近い親指タイプなのですが、今回はトラックボールの扱いにも慣れた頃なので、より自由度の高い左右対称でボールの径の大きいMA-TB38を使うことに。
さすがに径がでかくなると、マウスに似た形状のものはほぼ皆無で、四角を基準にした台みたいなフォルムが一般的になります。マウス族から見たらどう見えるんでしょうかねえ。
このトラックボール、プリセットで土台がついてて、マウス台みたいなヤツが要らないんですよ。コレはなかなかありがたい。取り外すこともできるので、使用スペースを減らすこともできます。▼

ホイールは下に付いていて親指で操作する感じです。マウス使用人としては親指でスクロールってなかなか新鮮な感覚だと思うんですけどなかなか新鮮ですよ。右クリックが小指、左クリックが親指メインというのもなかなか新鮮。ボールは人差し指か中指か、もしくはセンター三本指で転がすのがスタンダードな模様。俗に言う手のひらタイプというものですが、あまり手のひらは使わないだろうコレ。
もう一つの利点は、左右対称になってるのでセッティングをちゃんとすれば左手でも使える!▼

マウスと違って左手でもある程度ポイントしやすいのがトラックボールの利点でもあります。最近のマウスは(特にロジクールなんかだと)右手で使うことを前提としているようなデザインのものって結構ありますから、どう頑張っても左手では使えないように矯正されちゃってるんですよね。その点ではこのトラックボールは左右対称のデザインが高い自由度を生み出しているし、いいですね。


以上の点からハードウェア的には非常に優れたトラックボールなんですが、残念なのはドライバが貧弱……。ドライバで上に付いてる左右ファンクションボタンの割り当てが変えられるんですが、Shiftキーが割り当てられない……。あと、ブラウジングやアプリケーションの切り替えをもっと快適にするためにTabキーを割り当ててみたんですけど、表示がバグる……。なんで?
オマケに別のドライバがインストールしてあると色々とバグを起こすのが厄介です……。きっとまだ使うだろうと思って取っておいたロジクールのドライバを泣く泣くアンインストールしましたよ。


そんなコトもあって、一概には評価しづらいのが今回のサンワサプライトラックボール、MA-TB38でした。今度買うときはケンジントンのOrbit Opticalを買おう……。正直ファンクションボタンとかいりませんですしおすし。